大阪凱旋を経て:映画のように、という感覚で見ることにしてみた文

仕事に忙殺されていたのでようやく。金曜のぞいて、土日の二日行ってきました。大阪の感想というよりは大阪分をみて改めて、という。
埼玉のあとも「なんでこうなった!」的な苛立ちがあってしばし腹が立ってたのですけど、埼玉の感想を書いたあたりから「ここはこれ以上変わらない」「ここは規模が変わる以上変わる」とかこの先に見ておくものの整理をしたので、比較的すっきりとした気持ちで挑めてかつ、やはり予想通りの規模が狭いほうが効果を発揮した恩恵があってか、曲にすっと入れて心地よくすごせました。気持ちよくすごせたのは整理してたからであって、ここから始まっていればやっぱり悶々としていたと思うよ^^
とまあ規模によって救われたなあとは思います。やはり埼玉はでかかったw広がるように大きいところなので、暗さによる浮かび上がるとかは埼玉でしかもう味わえないとは思うんですけど、引き込むことを考えるとやっぱりパワーのいる会場ですよ…
完成度はあるし繋ぎも悪くないのにすっきりしないのは、日生のスタイルからもそうだし本人もそういう気持ちなんだろうけどショーとライブとが織り交ぜすぎてどっちつかずなのよなあ。揺れて乗れる曲のわりにわりとがっつりした演出もあるので、物語に乗りながら音楽にもなんだろうけど、そこに赤西が埋もれてないかw?っていう。コンセプトもしっかりしてるし、だりー!っていう演出もない、でもなんかガツンとこない、これはやっぱり大きなところやるスタイルではなかったのかなあと日生とLAを見てきた後ではちょっと思ってしまう。

なんとなくがちがちに固めたコンセプトで赤西というキャラクターを作り上げようとしているのは分かるし、本人のいう映画を見るような感覚でというのもわからんではないけど、やはり我々はPVを見にきてるんではなくて、ライブを見にきている。そのズレは大きな会場ほどひどくなるな、と。

コンセプトのないライブほどつまらないものもないのだけど、あってもそのコンセプトが何を受け取らせることを限定的にしてしまう部分があるとやはり受け取れない人を出来てしまう。特にしっかりと物語があると示唆されると乗り遅れると振り落とされてしまうし、やりすぎるとミュージカルになってしまうw加減が難しいところで盛り込みすぎず、伏線を張り、時間が進んで「なるほど!」と客に思わせるようなものが多分一番感動しやすく受け取りやすく散漫でないライブなんだろうとは思うけど、今の状態でどっちにいったらそれになる、というのはないし、こればかりは多分今日の明日ので出来ることではないから、感動的なライブには滅多にお目にかかれないものなんだろう、と思う。

まあそうはいってももうこういう状態で出してきたので、映画のように、という感覚で見ることにしてみたざっくり一個人の解釈の話。
はじめにOP映像があって何やら過去に不自由してたらしい人wとしてその人が開放されて、って話していくと多分行き詰る感があるのはこのその人が独立した存在、ではなくてモロに赤西の背景を思わせる、むしろ思ってないと深みがないことになるんだよね^^まあいいよかつんの殻を引きずったまま、ってことですね!と割り切ってみてみようw
Yellow Gold(アレンジver.は導入で帝国にようこそ、なんだけど多分あのマイクだらけの部屋の王様はなんかコールドスリープでもしてたのか、ギアがおかしい(ロボットダンス)感じでさび付いたままChiristmas Morning、というとなんか別の感じがするなwでコーヒーの油さしてMagnitudeで王様はなんか生き返ったようです。Bass go Boomで王様は下僕共から復活を喝采を浴び、I.N.P、Oowahで街頭演説とマリオジャンプで民衆に主張をアピールして夜の王様、BODY TALKで王様は一旦眠りにつきます。
ここから王様が親切に過去ログを見せてくれるターン、care、ムラサキ。王様の夢の中、でもいいと思うんですが、それにしてはシングルのカップリングにいれるなど金のにおいがryわあムラサキありがたやー(棒読み)背景にステンドグラスを模した教会のような世界になるので、過去の王様は救いを求めていたのかもしれません。しかしここらあたりからちょいちょいインしてくるダンスブロックがわりと主張をはってきます。
ムラサキが終了して、ひとり赤いスポットライトの中でギターを引く昔の王様はとても孤独です、そこにひとりやってきて、王様はギターを投げだし、その一人と歯車がかみ合ったかのように踊りだします、しかしそうこうしていると、王様はそいつとともに檻に捉えられたまま時は今(私のこの話の中では3011)を迎えます。救いを求め、孤独になった王様のもとにやってきた人もろとも捉えられてしまって1000年、で檻の中のA Page。途中脱出を試みたりはしていたようなので結果1000年になったのかもしれませんね^^
そして何の罪だかわからないけれども1000年も捕まってるくらいなので極刑に値するであろうわけで、王様はついに処刑台に運ばれて処刑されてしまいます。キャーピンチ!しかしそこはアメリカンヒーロー、華麗に脱出でLOVE JUICE。手に汗握る展開ですね!^^汗じゃない液体な気がしますが脱出した王様は1000年ご無沙汰だったのでとてもお盛んです^^お盛んついでに盗撮されてPaparats。自業自得という言葉が掠めますが、王様は手を緩めずHey Girlからのさらに Pin Dom、Wonder。1000年分まった無しですwww
しかし王様、1000年の待ったなしの間に楽しかったことと引き換えに何か失ったようでThe fifth season。これもまた自業自得感がなくはないですがやはり人は失ってから気づくことが多いのですね!ということから気を取り直しての決意表明のYellow Gold!どーん!そこにはまた王様の部下を従えMP3、最後に王様を残して全て眠りについた、感じですが、王様はまだ夢の国なのかTipsy love。あまりに甘ったるい感じの歌でこの設定だと王様がアホでかわいそうになってきましたが、多分Tipsy loveは3011の民衆への最後のアピールということにして、最後は王様の告白でEternal。3011なのかそうでないのか、この曲だけは宙ぶらりんな感じを受けるんですけど、王様はこの曲を歌ってからカプセルの中に戻っていくので一応3011の王様なんだと思います。Tipsy loveは民衆に向けてましたけど、Eternalは王様のひとりごとのようにひとりの部屋でひっそり歌ってるそんな感じがして、なんだか王様いつまで経っても孤独だね…><
でエンドロール。王様ばいばーい、下僕はその名を刻まれたことを胸に抱いて、時の満ちた王の下へ駆けつけるための資金をひねりだす日々に戻ります…!とかいいながらあまり敬っていませんwww
こう勝手ですがやたら設定がうるさかった中盤のApageのダンスシーンを軸に肉付けしてみると「一人残る」とか「一人立つ(発つ、絶つ、勃つw)」とかそういう印象が強いにぎやかに見えて孤独、フランクに見えてすっごいごつい壁、殻を壊したようで新しい殻を形成した、みたいな圧倒的な王ではなく、確かに赤西個人っぽい世界なのかもしれないなあと思いました。はじめの物議映像とかみ合わせて考えるとまた違うイメージになるよね。まあすごくすごくざっくり大まかに支配しにやってきたぞ、から王様と仮定して映画のように捉えたひとつのわりと当たり障りのない(?)解釈ですwどうもヒーロー、だとするといまいち圧勝なところがないんだよね何に勝つかもどれが悪かもないしね…はじめの物議映像からすると「己」になる気がするんだよねそこは。そうなるとより一層赤西の狭い世界の話なのかもなあ、とか、想像力を掻き立てられるくらいには設定は投げてきてると思うんですけど、ちょっと説明がちになる中盤がだれるな!とライブとしては思います^^
これは色々な想像が可能なので、あと6回で数回このライブ見る方もいると思うので、映画のようにということで一度そういう流れで見てみるのも面白いんじゃないでしょうか。